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大人も泣ける絵本「にんげんごみばこ」が即品切れ!あらすじと話題の絵本作家「のぶみ」さんについて

いらないひとは いないかい。
きらいなひとは いないかい。
そんなひとは どんどん すてちゃおう。
にんげんごみばこに すてちゃおう。

…衝撃の冒頭からはじまる絵本、「にんげんごみばこ」があまりの人気で、発売から一瞬で売り切れになりました。

こちらは、絵本作家の「のぶみ」さんが、えほんの杜(もり)出版社から出版した本です。

発行は先月ですが、わずか1ヶ月程度で売り切れてしまいました。

のぶみさんと言えば、先日出版した「ママがおばけになっちゃった!」でも話題となった方です。

「ママがおばけに」もいきなりママが亡くなった状態からスタートする絵本ですから、子供向けの内容としては、かなり驚きです。

ですが、タイトルとは裏腹に、「子供の成長にとってとてもよい教育になる」、「大人も泣ける」と大人気を博しました。

今回話題になっているにんげんごみばこのあらすじとともに、のぶみさんは、どうしてこのようなキョーレツなタイトルで絵本を描くのか、探ってみました。

にんげんごみばこのあらすじ

絵本「にんげんごみばこ」は、きらいになった人を捨てるためのごみばこが舞台のお話し。

こどもたちは、いやなことがあるたびに、自分のおかあさん、おとうさんを捨てに行こうとします。

しかし、そこでは「ほんとうにすてていいの?」とたずねる人間が存在します。

そこで、こどもたちはどんな選択をとるのか…

絵本の印象

ページ数にするとほんの数十ページですが、大人も考えさせられる内容となっており、絵もとてもかわいいので、子供もすんなり読めると思います。

もちろんタイトルから想像するおどろおどろしい内容では、ありませんでした。

他人とかかわって、思い通りにならないことに対して、「どのようにとらえるか」を考える良いきっかけになると思います。

個人的には、すごくよい絵本だと思いました。

作者のメッセージ

ぼくは、だれかを捨てたことはないけど、頭の中できらいな人を消そうとしたことはあります。
でも、なかなか消えないんだよね。きらいなままじゃ消えないんだ。
大事なことはゆるすこと。自分もその人のことも。            絵本作家 のぶみ

作者である、のぶみさんのメッセージもとてもあたたかな視点であることがわかります。

決して、タイトルのインパクトで本を売ろう!という思惑は一切、見当たりません。

このような部分も、ヒットの背景におおきく影響しているのでしょう。

作者「のぶみ」さんのプロフィール

のぶみさんは、東京生まれの39歳。

少年時代はいじめや不登校を経験し、高校時代には「池袋連合」というチーマーのトップだったとあります。

いきなり衝撃のエピソードです。

かなり荒れた思春期を過ごしていたようですが、ここからが面白いのです。

絵本との出会いは「好きな子の気を引くため」

日本児童教育専門学校在学中に、気に入った女の子にどうしても話しかけたくて、その子が興味のあった「絵本」の話題で話しかけます。

そして、告白するのですが、「絵本で入賞したら付き合ってもいいよ」と言われ、のぶみさんは、当時まったく絵すら描いたことがなかったのにもかかわらず、絵本を描き始めます。

なんと一ヶ月で6000冊の絵本を読み、2年で300冊の絵本を描きます。

そして、見事、1999年に『ぼくとなべお』で絵本作家としてデビューするのです。

さらに、その告白した女の子が現在の奥さんだそうです。

いい話すぎますね…!

人気の理由は、圧倒的な作品量と、あたたかい視点

のぶみさんは、プロになってからは160冊もの絵本を出版しています。

累計の出版数は100万部を超えるそう。

しかし、描き始めから7年間はまったく売れない時期がつづいたそうです。

そんなとき、支えてくれたのが、教育学校時代に付き合いはじめた奥さんの存在。

苦労の中から、多くの作品が生まれているわけですね。

読み聞かせは自分で

また、絵本を描いて終わりではなく、ご自身で子供たちへの読み聞かせを行っているそうです。

直接、読み聞かせを行うことで、子供たちからのダイレクトな反応が得られ、次回作への参考となるそうです。

そこでの観察が、「どんな話しにしたらこどもが喜ぶか」という問いのヒントになっているとのこと。

のぶみさんのツイート

優しくしたら 優しくしてくれる人もいるけど 優しいと気づいたら バンバン使ってやろうと 利用してくる人もいる 優しい人が損するなんて イヤだけど 確かに優しいとわかると 上にまたがってくる人がいる 優しい人が必要なのは そのわずかな利用してくる人に 気がつくことだ

優しい人は イヤだっていうのが苦手で 私が我慢したらいいって 思ってしまう 優しい人がさらに 成長するには イヤなことをイヤっていうことなんだ イヤだっていわないと イヤなことは続くことがある それは 神様に試されてるからだ イヤだっていうのが成長に なるときもあるんだよ

これらのツイートを見ていると、大人のほうが考えさせられますね。

思春期にひきこもり、暴走族の総長、とアップダウンの激しい経験をした、のぶみさんならではの視点かもしれません。

絵本自体はシンプルでやさしい内容でも、そこにはさまざまな「こころにひびく」要素があるのだと思います。

ぜひ、気になる方は以下のサイトから、全文ためし読みができますので、チェックしてみてはどうでしょうか。

以上TOPICがお伝えしました。

にんげんごみばこのためし読みはこちら