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解散総選挙とは何かを簡単に説明するよ|衆議院解散・総選挙2017はいつ?なぜ今やるの?やるとどうなる?

ついに伝家の宝刀「解散総選挙」が抜かれるときがきたか…

安倍総理大臣が公明党の山口代表に対し、今月28日に召集する方針の臨時国会の会期中に、衆議院の解散・総選挙に踏み切ることを排除しないという考えを伝えていたことが関係者への取材でわかりました。

安倍総理は、年内に解散すると以前から言っていましたが、いよいよ解散総選挙が現実味を帯びてきました。

2017年解散総選挙はいつ?

日程は、いまのところ9月25日衆議院解散、10月22日総選挙の可能性が、高いようです。

状況により、「年内」に変更するかもしれませんし、来年以降に持ち越しになる可能性もまだゼロではありません。

スケジュールに関しては、随時修正したいと思います。

いまさら聞けない「解散総選挙」ってなによ?

ところで、解散総選挙についてですが、ぶっちゃけた話し私はよくわかっていませんでした(笑)

そこで!自分の勉強もかねて、まとめてみたので、気になる方はお付き合いください。

まず当たり前のことですが、解散 → 選挙です。

一度、衆議院を解散して、改めて国民の信を問う選挙を行うということです。

解散した場合、政治家は無職になります。

また、選挙を行うと、たくさんのお金がかかります。

なぜ、そんな面倒なことをやってまで、解散総選挙を行うのか?

解散するパターンと、かかる費用

解散するのは、大きくわけて3つあります。

  • 今回の解散総選挙
  • 内閣不信任案が出された場合
  • 任期満了時

内閣不信任案とは、ことばの通り、今の内閣は信用に値しない!という案を突きつけることです。

内閣不信任案が可決された場合,内閣は

◎衆議院の解散
◎内閣の総辞職

のどちらかを選ばなければなりません。

よって、その後選挙が行われます。

任期満了後も、一旦、辞職したあとに選挙という流れです。

いずれにせよ、お金や時間がかかることなので、ホイホイできることではないということですね。

かかる費用

簡単に立候補者の1人の平均選挙費を以下に記載します。

  • ポスター代:約90万円
  • はがき(印刷費):約26万円
  • ビラ代:約44万円
  • 選挙事務所看板代:約15万円
  • 運転手人件費:約14万円
  • 選挙カーの看板:約18万円
  • 選挙カーの燃料費:約4万円
  • 選挙カーレンタル代:約16万円

衆議院の議席の総数は475議席ですので、だいたい一回の解散総選挙で約600億円程度使用されるそうです…

まじかよ…

解散した後はどうなるの?

解散後は、当然ながら新しい衆議院を選ばなければなりません。

解散から40日以内に総選挙が行われます。

そして総選挙で衆議院を選出後30日以内に特別国会が開かれ、内閣を選出します。

つまり、総理大臣が変わるということです。

 

自民党が勝利すれば、安倍総理が続ける可能性もありますし、まったく新しい総理大臣の誕生もあり得ます。

その場合は…誰でしょう…

解散総選挙を行う意味

解散総選挙を行う意味。

一言で言うと、自由民主党がこれからも「日本の政治の中心でいいですか?」と国民に尋ねるためです。

大きな政策を実行する際に国民にこの政策を行ってよいのか問うためとも言えます。

例えば…現在北朝鮮のミサイル問題が日本の脅威となっていますよね?

それに伴い、「防衛費を増額しよう」、「やっぱり核を持って自衛したほうがいい」という政策を打ち出したとする。

国民の大多数が賛成していたのであれば、解散総選挙での国民の大多数が自由民主党に票を投票するでしょう。

そうすると、自民党は過半数の議席を獲得して政策もしやすくなり、また国民の大多数が政策に賛成してくれていることがわかるということです。

このように、自民党政権の基盤をより強いものにしていきたいというのが、一番大きな目的です。

今のままじゃダメなの?

今の政権支持率は、2017年9月18日時点で50%を越えています。

国民の半数が、支持しているということですから、大変大きな信頼を得ているということですね。

しかし、ちょっと前は、「森友学園」、「加計学園」、「自民党議員の失態」などなどさまざまな問題により、支持率は40%を切るほどでした。

このように、政権の支持率とはちょっとしたことで揺らぎかねないものなんですね。

ですから、少しでも固い支持基盤を作っておきたいわけです。

支持率があがってきた今が、チャンスというわけです。

野党が劣勢に置かれている今がチャンス

自民党が劣勢かと思いきや、つい最近は、民進党の山尾議員の不倫問題が大変話題になりました。

野党トップの民進党がこれですから、自民党にとってはかなりの追い風です。

本当は、野党も強くないとダメなんですけどね…

「野党がどうしようもないから自民党に入れよう!」という消極的な選択はあまり好ましいものとはいえませんから…

本当は2016年に解散したかった

2016年は大きな事件、問題、外交問題など目白押しでした。

  • イギリスのEU離脱
  • 東京都知事選挙
  • 熊本地震
  • トランプ政権

このような大きな問題が重なったことで、解散を先延ばしにしたのでは?

と言われています。

2009年の敗北を恐れている

2009年7月21日、衆議院が解散。

自民党は、300議席あった議席を100議席まで落とす大敗北を喫します。

各種世論調査では終始民主党の圧倒的優勢が伝えられ、念願の「政権交代選挙」が行われました。

このときの敗北の原因として挙げられたのが、4年間の任期満了まで解散総選挙を行わなかったことが指摘されています。

人気が低迷したまま、なんとかなるとズルズルと時期を延ばしてしまったわけですね。

ですから、今回安倍総理はタイミングを読んで、思い切った決断に出ると思われます。

過去に学んだということでしょうか。

新勢力「小池新党」へのけん制

小池百合子都知事が作った、政経塾、つまり希望の塾には3000人を超える受講者がありました。

そのかなりは政治家志望です。

小池氏の人気は相当なもので、女性総理に一番近い人物ともされています。

自民党にとっては、これは大きな脅威です。

しかし、今すぐ解散総選挙となると、小池新党の準備は相当に不十分な状態での戦いになるでしょう。

準備を進めるでしょうが、いきなりの解散総選挙となると、選挙まではわずかに1ヶ月強しかないため、不利です。

そういった、新しい勢力へのけん制もあるのでは?との指摘もあります。

衆議院と参議院

ここでちょっとさらに理解を深めるためにも、衆議院と参議院に違いについてもまとめておきましょう。

立法という仕事をつかさどるのは、国会です。

そして国会は、両院制を採用しているので2つの議院があります。

それが、衆議院と参議院です。

なぜ両院制を採用しているのかというと、より議論を深めて、慎重に政治を行うことができるからです。

これが、政治の本質だと思います。

衆議院で何もかも決定してしまうと危険なので、参議院が存在するというわけです。

衆議院の人数は?

日本帝国憲法43条の公職選挙法で定められており、480人です。

彼らは、小選挙区比例代表制により選出されます。ちなみに参議院は242人です

衆議院の任期は?

任期は4年です。

しかし、衆議院解散した場合は、その前に任期が終了します。

対する参議院は、任期6年。解散もありません。

しかし、衆議院に比べて決定権にかけるので

国民の意思を反映させずらいという点があります。

ねじれ国会を解消するのも目的

さぁ、衆議院と参議院についてすこし理解が深まったところで、ねじれ国会について説明しましょう。

ちょっとややこしくなりますが、お付き合いください。

衆議院の方が参議院よりも強いのは、なんとなくおわりでしょうか。

衆議院の方が、決定権があるのです。

例えば、衆議院で法律が可決されます。

そうすると、その可決された法案は次に参議院に送られて可否を審議します。

そこで可決されれば晴れてその法案が施行されるという流れになります。

つまり「衆議院OK 参議院OK」の状態です。

これで晴れて、法案が通ります。

しかし、「衆議院OK 参議院NO」だとどうなるでしょうか。

衆議院に差し戻され、もう一度、審議されて可否を議論することになります。

そのときに、3分の2以上の賛成が取れた場合には可決されて法案が施行されることになります。

この場合は参議院に2度目の審議は行いません。

ですから、衆議院の方が決定権があるという風になるわけですね。

じゃあ、参議院の意味ってあんの?って思う方もいますよね。

あるんです!

一度、否決された法案を無理やり衆議院で可決すると、国民から反発が起こりやすいというのがポイント。

「なぜ反対している人間が多数いるのに、無理やり可決するんだ!」という声があがります。

これは、国会運営にも関わり、大きな問題です。

この状態がおこりやすいのが、衆議院には政権を担当している与党議員が多く、参議院には野党議員が多い状態。

もちろん逆の場合もそうです。

そして、この状態が「ねじれ国会」と呼ばれ、法案がなかなか通らない状況を生み出します。

自民党と民主党が政策論争で激しくぶつかりあっているのは、ご存知ですよね。

このような状態を解消するために、衆議院解散総選挙を行うというのも大きな目的なのです。

まとめ

かんたんに説明するといっておきながら、なかなかごちゃごちゃしてしまいました…

政治というのは、複雑ですね。

おさらいすると、解散総選挙とは「自民党内閣でいいよね?ね?だって選挙で選んだんだもんね?」ということです。

ここで、自民党が勝てば、より法案が可決しやすくなることでしょう。

今の自民党の支持率を見ると、おそらく過半数以上の議席を獲得するのは目に見えています。

しかし、だからといって、なんとな~く選挙に関わるのはイヤだなぁと思っています。

まず、たくさんの税金が使われるというのが、大事な点ですね。

それをやるだけの価値があるのかどうか。

これをきっかけに、改めて、自民党がどんな政策を前面に出していくのか、野党はしっかりと代替案の提示ができのか?などなどしっかりチェックしたいと思います。

以上TOPICがお伝えしました。